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大学紹介動画づくりのポイントは、短く・わかりやすく学校の魅力をまとめることです。
質の悪い動画コンテンツは、大学のイメージを損ないます。
動画製作では、予算や納期の範囲内で、最大限のクオリティーを目指しましょう。
今回は、大学紹介動画作成のポイントをお伝えします。
受験生の増加、また優秀な学生の確保、大学イメージの向上に役立つ大学紹介動画作成のポイントは、
● 動画のターゲットとテーマを決めてメッセージを絞り込む
● 高画質・多アングルの素材を撮影する
● アニメーションやフォントを使っておしゃれで見やすい動画にする
● 音声とテロップを入れる
● 撮影時の照明に気を使う
● スマホの画面で見やすい動画比率を心がける
● 国際交流や留学生の受け入れを推進している場合は英語版・英語字幕も作る
● 30分の動画1本よりも5分の動画を6本作る
などです。とはいえ、動画製作に正解はありません。今回ご紹介するテクニックを組み合わせて、大学生活を魅力的に見せる大学紹介動画を作りましょう。
9つのポイントをくわしく解説していきます。
大学紹介動画を作成するうえで、最も重要なのは動画のテーマを決めることです。動画内に複数のテーマを盛り込むと、一つひとつの情報の印象が薄まってしまいます。就職率・校風・サークル活動の実績など、動画のテーマを限定することで、「興味を持つ人に刺さる」動画を作ることが可能です。
大学紹介動画作りの目的は、大学の入学希望者を増やすことにほかなりません。当たり障りのない動画を作っても受験生の興味を引くことはできないので、テーマをしぼって伝える情報を整理しましょう。
市販のスマートフォンやデジタル一眼レフ、ビデオカメラなどで4K撮影ができる現代において、よほど内容が面白いものでもない限り、画質の悪い動画は見向きもされません。
高画質・多アングルの動画素材があれば、複数の学校紹介動画を作れます。ドローンを使った空撮など、一般的な撮影手法では再現しづらい素材を用意するのもおすすめです。とくにドローンがあれば、キャンパス内の様子やキャンパス全体の様子をシームレスに撮影できます。
余裕があればぜひ撮影機材にもこだわりましょう。
動画のクオリティーを大きく左右するのが、編集作業です。大学紹介動画を作る場合は、できるだけ有料・高機能な動画編集ソフトを使って、おしゃれな動画に仕上げましょう。
また、意外と重要なのがフォント選びです。フォントによって、文字の見やすさは大きく変わります。商用利用できる無料フォントを使うのもおすすめですが、有料のフォントは見やすくおしゃれなものも多いので、文字のサイズ・太さ・色などを比較して、一番見やすいと感じるフォントを使いましょう。
教育機関の動画は、単にキャンパスなどの映像を流すだけのものも少なくありません。
しかし、映像と音声の両方がそろっていない動画は印象に残りづらくなってしまいます。できれば、台本を作って学校紹介の文章を読み上げつつ、テロップをつけて目と耳の両方で情報を受け取れる動画に仕上げましょう。
「大学紹介動画」に限らず、初めて動画を作る際に多くの方が手を抜いてしまうのが、音質です。
じつは動画のクオリティーを維持するためには、画質よりも音質を重視する必要があります。映像がおしゃれでも、音質が悪くなにをいっているのかわからない状態だと、動画を開いた人がすぐにほかの動画やページへ移動してしまうからです。
大学紹介動画では、教授や現役学生などにコメントを求めるケースも少なくありません。ピンマイクやショットガンマイクなどを使って、ノイズの少ないクリアな音声を録音しましょう。
大学紹介動画では、教授や現役学生などが登場する場合もあります。このとき、ライティングが弱いとおしゃれな映像になりません。照明を用意できない場合は、出演者の顔に太陽光が斜めに当たるように撮影場所を調整するだけでも、明るく印象のよい動画を撮影可能です。
現役受験生の大半は、パソコンではなくスマホでネット検索や動画をチェックします。パソコンの大画面向けに文字をつめこむと、スマホの画面で読めません。文字のサイズや文章量、動画の縦横比は、スマホの画面サイズに合わせましょう。
大学をあげて国際交流や留学生の受け入れを推進している場合は、「英語音声」「英語字幕」の完備も効果的です。
動画コンテンツは、1本の再生時間が長ければ長いほど最後まで見てもらうのが難しくなります。そのため「学部別」「サークル」「勉学」など、伝えたい内容に合わせて短時間の動画を複数作るのがおすすめです。
動画を使えば、映像・音・編集を使って大学の魅力を全世界に伝えられます。ただし、画質や音質・編集レベルの低い動画や、テーマが定まっておらず、なにを伝えたいのかがわからない動画を作ったところで、見た人の興味は引けません。
大学の魅力をどこまで引き出せるのかは、動画制作のスキル次第です。カメラや編集ソフトの扱いにも専門知識が必要になるため、限られた期間でクオリティーの高い大学紹介動画を作りたい場合は、プロの手を借りましょう。